山梨臨床心理と武術の研究所 September 16, 2009 国家資格はいずこ?
加えて、数年前に日本臨床心理士資格認定協会に抜擢されたのが、あのヤクザのような森喜朗元首相(結局森さんはこの問題について何か仕事をしたのか?)。
小泉内閣の時に文化庁長官になって(させられて)激務に憤死したかのようなのが河合隼雄氏で、けっこう自民党政権と臨床心理士は関係は深かったようです。
さてさて民主党政権になって、さらに国家資格が遠のいたのでしょうか。
この問題に関する民主党の姿勢がまだよくわかりません。
厚生労働省大臣は長妻昭氏だそうで、年金だけでなく、これにも関心を寄せてくれるのか。
熱血戦士!臨床心理士「A」 2009.09.14 闘病記8(民主党の勝利で臨床心理士の国家資格化はどうなるか?)
私のやうな立場にある者としては、とりあえず、今回の政権交代で
臨床心理士の国家資格化が近づくか遠ざかるかはやはり気になるところである
今の私の予想では、プラスにもマイナスにもならないであらう
国家資格化推進議員(鴨下一郎議員、河村健夫議員、森○○議員)あたりは苦戦しつつも当選を果たした
しかし、同時に自民党が下野することも確実となった
認定協会は民主党には大きなパイプは持っていないのではないかと私は見ている
民主党にしても、自民党にしても、党是として国家資格化に反対(あるいは賛成)しているわけではない
そんなことにはあまり関心がない、ていふあたりが事実なのであらう
この「あまり関心がない」が実際にそうなのだろうし、そんな中関心を持って議連に加わっている議員には感謝すべきところなのだろう。議連といえば、民主党の官房長官になった平野博文氏は議連のメンバーだったかと思う。
ところで、山梨臨床心理と武術の研究所 September 16, 2009 国家資格はいずこ?には以下のような記述も。
故・河合隼雄氏らの尽力もあって、一般の人は臨床心理士が国家資格だと思っている人も多く、昨今は臨床心理士が増え続け、職域を増やしている中で、法人化でさらにそんなイメージが強化され、既得権益が確立したともいえるわけで、巨大な民間資格団体が公的顔(公的資格という人もいますが)を持っただけに終わる可能性もあります。
いや、むしろ「偉い人」にとっては、下手に国家資格になったら「損」になってしまうかもしれない。
ここがやはり気になるところだ。「臨床心理士」も「認定協会」も「指定大学院」も手段であって目的ではなかったはず(と思う)なのに、それらを維持することが目的化してしまって、国家資格化の邪魔になるようでは本末転倒であろう。
サスティナブルな地球で生きたい心理学オヤジの日誌、 「心理学オヤジのヒマラヤ日誌」改め 可能性<日本の国家資格心理師の保険点数や配置に思うこと>メモは政権交代選挙の前夜に書かれたエントリのようだが、いろいろと思い切ったことが書かれている。
心理職の業務が保健医療福祉の制度の中でどのように位置づけられるとよいのか、その可能性について大胆な提案と思う(以下に引用)。
近い将来に:
保健医療福祉のさまざまな分野で心理職は利用者の役に立てると思います。次に具体的な項目を挙げてみました。
医療分野ではこれらを法制度上、心理師は医師の指示のもとで行うということです。
・ 心理テスト(複雑);1000点や1500点に上げないと人件費も出ない
・ 個人心理療法(カウンセリング);45分で1000点程度
・ 集団心理療法;13人以下で90分?、一人300点程度
・ 精神科デイケアの要員として心理職を配置
・ 社会復帰施設の要員として心理職を配置
・ 訪問心理療法・訪問心理助言;500点以上、在宅訪問指導の一翼を担う職種の一つとして。
・ 入院病棟の職員配置;入院病床を削減した上で。
・ 個別心理教育;30分で500点
・ 集団心理教育;集団心理療法と同じように。
・ 心理診断書や情報提供の有料化;500点程度。
・ 臨床現場における学生の実習指導;これは文科省関連予算かも。
・ 福祉施設への職員配置;児童分野に加えて高齢者対象もありうる。
そう遠くない将来に:
今日の制度では、医師が独占している業務の一部を心理職に移譲することも、医師不足が叫ばれ、現場的にも医師が実施しなければならない業務に忙殺されていることは自明なので、追求されるべきと思います。
・ 心理的な課題が中心で保健医療を利用する患者治療ケアの中心職種になれるようにする。主治心理として他関連職種へ現場で指示を出すことを可能にする。任務と責任を明記する。
こういうことは心理職が望むようにはもちろんいかないわけで、さまざまなやりとりの中で実現したり全く実現しなかったりするのだろうが、国家資格化することで可能性は高まる。どういうふうにしたらいいのか、心理職も意見を発信できないといけないと思う。
国家資格については慎重に事を進めるためということであろうが、大事な情報が表に出てこないことも多い。一方で「え?」と思うようなくだらない噂が飛び交ったりもする。(当ブログも結局は噂程度のものにすぎず、あまり人のことをどうこうは言えないのであるが)
ネット上で知りうる情報で現在最も詳しくて信頼性の高い情報は、臨床心理職能メモ 2009年9月14日 (月) 動き始めた資格化 にて紹介された 全心協ホームページ 「全心協ニュース No.60」巻頭言 動き始めた資格化 ではないだろうか。
2資格1法案から1資格1法案への流れが詳しく書かれている。
心理臨床学会:第28回秋季大会では、資格関連委員会企画シンポジウム「国資格問題について」(9月21日〔月〕13時〜15時:ホールB7-2)が開催される。ここでも正しい情報が得られると期待したい。情報を得るだけでなくて意見を発言する場とも考えている。

